2018年03月25日
Federico Fellini
五十年以上も前の名作映画「男と女」に登場するのはブリットでもマックイーンがかっ飛ばしたフォード・マスタング。007はもとより、この後もしばしば映画の主役級で活躍することになります・・・・
もしも熱狂的なフェラーリファンの映画監督がいたならば、名画に登場するフェラーリのシーンを片っ端から集めてオマージュした映画を企画することでしょう・・・か。
実際にはそんな映画は数少なく、第一フェラーリ本社が車両貸出にあれこれ注文を付けてくるとあらば実現の可能性は希薄です。
ならばFフェリーニ監督作品の映画ではどうでしょう?実際にフェリーニ作品に魅せられた脚本家のアイデアから生まれたのが映画「フェリーニに恋して」【原題:〜を探して】
アメリカイリノイ州に住む20歳の箱入り娘が就職面談の帰りに立ち寄ったのが試験会場近くの映画館で開催中の。フェリー映画祭。なんとしてでもフェリーニに会いたい一心で彼女はイタリアに飛びます。
英語名ルーシー、現地読みではルチア【ひかり】と言う名前の彼女、よく考えたら髪の色を変えただけでローマの休日当時のオードリーヘップバーンの雰囲気にとてもよく似ています。
そんなチャーミングなアメリカ女子を現地のオトコどもが放ったらかしにしておくわけがありません!ベニスに移動してもローマに来てもそれは同じ。
全編がイタリア観光プロモーション映像のようでもありふんだんに挿入されるフェリーニ作品の映像やアカデミー賞受賞シーンなど、オールドファンには懐かしの場面も山ほど。でも、主演のチャーミングな「ヘップバーン」はフェリーニの何十倍も魅力的なことは言うまでもなし・・・
片っ端から声をかけまくられる彼女の運命やいかに?ハッピーエンドなのか?
YEBISU GARDEN CINEMAにて上映中